それって、あきらかにいじめでしょ? 残る男社会

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世の中は男女共同参画とか男女平等だとか言いますが、まだまだ男社会の部分というのはどうしても残っていると言えるのではないでしょうか。当社は老舗の自転車・バイク販売業です。支店も数店あり、従業員は、現在、100名近くいます。でもそのほとんどが男性です。女性は私を含め、10数名。店長やチーフなど、役職についている女性はまだいません。

 

完璧、男社会です。大事なことを決める時には女性の意見を聞こうともしない傾向があり、涙を飲んだ女性従業員の話を時折耳にすることもあります。意見を求められることすらなく、ひどい時には邪魔にされると聞いています。女性の側には何とかいいお店にしたい、どうすればお客様に買っていただけるのか一緒に考えていきたいと思っているのに、その機会すら与えられないというのです。私自身は直接販売にかかわる仕事ではなく、販売を支える事務の仕事で、所属部署はむしろ女性社会、男性は半数以下です。ここでは男社会であることによるいじめを感じるというよりは、むしろ、事務方であるが故に、仕事や立場を軽く見られているということを痛感します。

 

事務職はお金を産まない、現場で商品を売ることが何よりもすごい、大切なのだという意識が強いのです。もちろん、販売の仕事を全面的にバックアップすることはやぶさかではありませんが、だからと言って、事務の仕事がないがしろにされていいはずがありません。販売の現場と事務、お互いに協力することで、お客様に気持ち良く買って頂ける、業績がアップルするというものです。

 

私たち事務職の面々には、販売員が安心して商品を売ることが出来るのは、陰で事務仕事が支えているからだという自負があります。こうした「売ることが一番、売ることがえらい」、という考え方は、現場の側でもいじめを生んでいます。販売実績の高い者が、他の者に対して好き放題、自分の手足のように扱うらしく、その対応に我慢できずに辞めていく社員もいるほどです。

 

上司も見て見ぬふり。何も意見することもないというのです。実績をあげているから、自分は何も文句を言われる筋合いではないということなのかもしれません。でも、話に聞くその様子は、まさにいじめです。結局、経営者が販売実績ばかりを重視しているために、会社全体がその風潮になり、あちこちでいじめを生んでいると思うのです。心底、経営者が変わらなければ従業員は変わらないと思います。このままでは、会社ではなく、ただのお店でしかないと言わざるを得ません。

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