不満爆発、ブラック企業ならぬブラック部署

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私が新卒で勤めた会社ですが、会社としては総務を始めとする管理部門・設計部門現場部門共に総力を挙げて福祉厚生に力を入れており、組合もあるような全体的にはすばらしい企業でした。

ただ、それは会社全体の目標としての志であって、部署毎に単位で区切れば“これはブラック企業なのでは?”と思わざるを得ないようなほの暗い部分がありました。

さすがに他の部署に所要で顔を出す程度ではその部署のブラックはそこまで感じられないのですが、それでも上司が部下を叱咤する声が“流石にその言い方はちょっと…”と思うような部署もありました。

ただ他の部署のブラック感はそんなに詳しく知りませんので、ここからは私が勤めていた部署限定の話になります。

まず前提として私の部署は社内及び、全社のパソコン管理を専門とする部署でした。

一応大企業を謳うその企業は全従業員5,000人は軽く超えていると思っていただいても問題ありません。

日本全国に支社や関連企業もあり、そこにあるパソコンの管理も我が部署の仕事でした。

パソコンは勿論なのですが、その中に入っている会社固有のシステムだって勿論うちの部署の管理下でした。

さて、本題です。

現場の人間を抜いてもパソコンの台数は2,000台を有に超えていましたが、そのパソコンを実質管理する人数は3人です。

 

さらに現場で使うシステム、見積もり、設計、会計に至る全ての業務を行うためのシステムはほとんど自社開発されたもので、その管理に当る人数は8人で、各システムにつき1人しか担当がいない上に1人が複数掛け持ちしている事もザラでした。

勿論、担当者が休んでいる間にシステムに障害が起これば対応なんて出来ないのが当たり前と言う体勢なのです。

 

それだけでもかなり会社的に問題があると思うのですが、パソコンを実質管理する3人の内の一人とされている私は総合社員ではないのです。

男性社員は総合社員とされており、実質業務に責任を持つ立場の人間です。

対して私はその補佐と言う立場の人間です。

これだけでこの企業のアラはお分かりかと思います。

パソコンの管理はどんなに調査を重ねても実働と管理簿が合う事はなく、管理簿にはあるのに、実際にはないパソコンなどザラにありました。

それでも何とか80%は合致させたのですが、その対応に実質当った人間は勿論その3人だけでした。

 

合わない事への責任として一番の責任者が暴言を履かれている事もありましたし、軽くではありましたが小突かれているのも見ています。

正直申し上げると“よくもまぁ、不満も無くやっていられるな”と思ったのですが、今考えるとブラック企業特有の洗脳に近い現象が起こっていたのではないかと思ってしまいます。

今はその企業には勤めていませんが、今あの部署はどうなっているのかなとたまに思い出したりしています。

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