できる人間に仕事を集中させて潰していく職場が不満

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大概の会社には二通りの人間がいると思う。仕事のできる人間とできない人間である。うちの会社も例外ではない。そして、うちの会社は仕事のできない人間を放置して、できる人間にばかり仕事をさせる悪しき習慣がある。おかげで仕事のできる人間は「潰れて辞める」「潰れる前に辞める」「できない人間を演じる」のどれかになり、いずれにせよ仕事のできる人間がどんどん減っている。

 

仕事のできる人間も所詮は人間なので、無限に仕事をこなすことはできない。必ず限界がくる。では、仕事のできる人間が抱えきれない仕事をどうするか。本来であれば、仕事のできない人間を教育して、できる範囲を増やし、仕事のできる人間のフォローを徐々に行い、その上で仕事のできる人間へと育成するのが筋であろう。だが、うちの会社はそのようなことはしない。今すぐ何とかしたいのに育成の時間がかかるのは困る。育成過程で失敗したくない。そんなくだらない理由で、できない人間の育成をやる前から諦め、別のできる人間へと仕事を押しつけるのである。うちの会社には前述のとおり、仕事のできる人間は年々減っていき、今となってはごくごく限られている。

 

そして、うちの会社に残っている数少ない仕事のできる人間は、別の仕事のできる人間が潰れたり辞めたり逃亡したりしている経緯を知っているので、もはや仕事の安請け合いはしない。そのため、仕事を誰かに押しつけようと思っても受け入れてもらえないか、受け入れてもらえてもごくごく限られる。だから仕事のできる人間は、それぞれがキャパを超えた仕事を抱えっぱなし、仕事のできない人間は成長の機会が与えられず、ずっと仕事ができないまま。経営陣はそのような惨状に頭を抱え、みんな協力したらいい組織の壁をなくしたまえ、などと言いながら組織図をしょっちゅう作り替えている。

 

しかし、いくら組織図が変わっても、その組織にいる人間の意識が変わらないことには当たり前だがどうにもならない。そんな当たり前のことすら理解できずに熱心に組織図をいじくりまわしている経営陣。何も変わらない、変えられない現場。私はこのような職場環境に大きな不満を抱いている。人材を育てられない企業に発展などあるわけがない。こんな、当たり前の、私のような平社員でもわかることが、どうして経営陣には分からないのか。どうして組織図を書くことしか脳がないのか。40数年間の社会人生活で何を学んだのか。本当に不満でしかない。

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