有給休暇が受理されないという違法で人生が変わった

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私が高校を卒業して機械加工の会社に就職したときの話です。私が入社した会社は主に工業用部品を製造する会社で他にも自動車の部品、農業機械の部品、航空宇宙の部品、船舶の部品、原子力の部品なども製造していて、規模も大きく海外にも会社をいくつかあります。私の出身校は工業高校で高校時代に製造業に関する学習を懸命に取り組んで資格も多く取って就職の選択肢を多くしました。慎重に就職活動を行い、その機械加工の会社に決めて面接を受けて無事に採用されました。将来の安泰と同時にキャリアアップの道を手に入れた私は定年まで会社に勤めると決めました。

 

入社後は新人教育から始まって慣れない人たちと仕事をするのは大変でしたが、無事に新人教育を終えて私は原子力の部品を製造する部署に配属されました。実際現場に踏み込んだ時の感想は一発勝負で失敗すると失敗した分だけ会社の損害になるので緊張した記憶があります。しかし、先輩方から丁寧に教えていただき失敗した時は怒られることもありましたが、自分一人で部品の製造ができるようになった時のやりがいと達成感はすごかったです。これらのことを繰り返していくうちに1年が経ち、その頃に更なるキャリアアップを目指すべく資格を取りたいと考えるようになりました。

 

高校では取れなかった資格を会社で取って会社に貢献しようと考えました。その資格は「技術士」という資格で、この資格は「技術士法」で定められた国家資格で機械、金属、電気、建設、環境などの多くの部門があり、私はその中で「金属」を選択しました。金属を加工して部品を製造するので金属のことを更に知るべきだと考えたからです。しかし、試験日は平日だったので上司に有給休暇を申請しようとしたら信じられない言葉が返ってきました。「資格よりも仕事に専念してくれ」と言われて有給休暇は受理されませんでした。

 

有給休暇は「労働基準法」で定められた労働者が自由に使える制度で受理しないのは違法なのですが、まさか受理されないとは思っていなかったので泣く泣く受験を断念しました。しかも、それだけでは終わらずに部署内にその噂は広まってしまい他の上司と先輩方の対応が変わって変な目で見られるようになりました。だんだん会社に居られなくなって数か月後に退職しました。現在は、製造業と異なる仕事に就いていて資格も全く取らなくなりました。その会社で辛い思いをして新たな資格に挑戦するのが怖くなったからです。

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