パワハラ被害者は部下だけじゃありません!

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世間では上司からの圧力=パワハラという構図がまかり通っていますが、決してそんな事はありません。部下からの圧力や精神的侮辱だって立派なパワハラだと思います。私の仕事場は女性社員が多いというのも一因なのかもしれませんが、とにかく言葉の暴力や配慮のない発言が多く見られます。細かい欠点やミスを上げ連ねて言いたい放題、そして二言目には「上司なんだから」「上司のくせに」です。役職をもって働いているというだけで、上司だって人間です。

 

調子の悪い時だってありますしミスだってします。なのに、こちらから何か言おうものならパワハラだ、配慮がないとバッシングです。言われる方の気持ちは考えてくれないんでしょうか?ちゃんと傷ついてるし悩んでるって解ってくれないんでしょうか?こんな事もありました。私は生まれつき上がり症の赤面症で、ちょっとした事で顔が赤くなってしまいます。それを見た部下が「あの人、お酒飲んで出社してきた」と陰で根も葉もない噂を吹聴されて大変落ち込みました。でも弁解の機会はありません、上司ですから。弁解すればするほど「あの程度でいちいち五月蠅い」だの「器が小さい」だの逆に風当りが強くなるのが目に見えています。僕は納得いきません。役職をもっているというだけで、どうして人格否定までされなきゃいけないんでしょうか。相手が上司だからという理由だけで何でもぶつけて良いものなのでしょうか。一度だけどうしても我慢ができなくて、雇用主に相談した事がありました。

 

その時に言われたのは「お前が我慢してればすむ話だろう、そんな小さい事でグチャグチャ言ってないで仕事しろ」でした。孤立無援です、パワーも何もあったものではありません。私がどれだけマネジメントに気を使って、悩んで、苦しんでいるのか解ってくれる人は少ないです。昔と今では社会の風潮も働いている人間も違います。ノルマ達成と連呼して、出来なければ罵声を飛ばして灰皿を投げて、なんて時代ではないのです。今、役職をもって上司として働いている人たちのほとんどは、逆に部下に気を使って言葉を選びながら必死に仕事を回そう、人員を活かそうと頑張っている人達なのではないでしょうか。

 

決してパワハラという言葉は部下だけの特別な言葉では無くなっていると思います。少なくとも私の働いている業界ではそうです。働き手が少なくなってきている現在、企業だって上司だって今いる部下を大事に育てよう、離職されないよう配慮しようとしているでしょう。パワーバランスはとうの昔に崩れているんです。法的にも、雇用主より労働者の方が強いんです。それは上司と部下の関係にも反映されています。部下の方が強い事だって多いです。納得できないまま頭を下げさせられた事だって数知れません、そうしないと部下からは「じゃあ辞めます」と言われるからです。

 

パワハラ=上司からの威圧という構図は今や通用しなくなっています。パワハラ被害者は部下だけじゃありません、上司という立場で頑張っている人もパワハラの被害にあって、でも上司だからという理由だけで理不尽に我慢を強いられているんです。超少子高齢化社会の現代、今一度「上司と部下」という枠を超えて手を取り合い、日本を立て直す道を模索してもらえればなと感じています。

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