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■いつからモラハラが始まったのか

私が最初にモラハラに遭ったのは、20代の頃です。

当時は私は仕事の能率が悪く、今教わった事でも、しばらくたつと忘れてしまいます。私は悪気があったわけではないのですが、逆の立場だったらかなりストレスがたまったかも

しれません。

 

ある先輩から「お金をいただくんだから、ちゃんと仕事を覚えるようにした方が良い」と言われたのですが、「馬の耳に念仏」という諺通りの状態だったのです。そんな私が

モラハラに遭うのに時間はかかりませんでした。仕事がうまくこなせないという自覚はあったので、泣く事は多かったのですが、泣いても何もなりません。

 

その頃はモラハラという言葉がなかったので、真綿で首を絞められるような気がしました。

毎日が地獄で、自分で自分の首を絞める状態だったのです。

そのうちに一個だけだったミスが「ミスをなくそう」と意識すればするほど、増えていきました。これでは仕事になりません。やんわりとですが会社を辞めてほしいという空気が漂っていたので、それも手伝って会社を辞めました。私は転職が多いのですが、時々これはモラハラではないかと思える出来事がありました。

 

非正規雇用の時は正規雇用より立場が弱いのでモラハラには遭いやすいのですが、何も発言出来ないのがつらかったです。

 

■モラハラは中年を対象とする

30歳を過ぎたあたりから、モラハラに遭う回数が増えました。

20代の頃と違って若くはないので、雇用側では相手が望む事を察して行動出来る人材だという認識が出来上がっています。

 

30代以降は仕事のスキルがそれなりになければいけないという空気があるので、これまで以上に効率を上げる必要があります。仕事が遅い人材は基本的に求められていないので、必死にしないとたちまちモラハラに遭います。

 

職種によって年齢制限があるので選択の範囲が狭くなりますが、単純作業は比較的雇用幅があるので自然と選択するようになるのです。モラハラを受ける職場ではミスをしやすいものですが、単純作業で求人広告には「簡単な仕事」と書いてあっても、実際には気を抜けません。

 

私はモラハラだけでなくセクハラにも逢いましたが、性的な言葉だけでなく身体の接触もありました。社員から仕事が出来ないと言われるのも嫌ですが、その権限を越えて人格を否定される事もあります。いじめる側はモラハラだという意識がなくあくまでも自分を正当化して接してきますが、周りの人達も知らん顔しているので、職場では孤立していました。

 

■現在のモラハラについて

中年以降になると、育児や介護などの問題が生じます。

親や子供と同居していると、フルタイムで働くのは至難の業で残業出来ない時があります。非正規雇用で派遣の身の上になると、自分の都合で働く事は許されません。正社員が気に入らなければ単発派遣の場合は即解雇の所があります。

 

今は正社員の間でもマタハラやケアハラが行われているようですが、モラハラと共通しているのは「会社の都合に合わない労働者は認めない」という点です。それまで必死に仕事をしていても、社員の家族の存在は会社にとっては邪魔です。

 

モラハラに遭いたくて仕事をしていたわけではないのに、ワークライフバランスを望めないのでは仕事をする意味がなくなってしまうでしょう。家族のために仕事をしていたはずなのに、その生活が成り立たなくなってしまいます。

 

そんな職場ではモラハラをする社員がいると言われても文句は言えません。モラハラをなくす職場にするのが「明日は我が身」にしないために必要だと思います。私は非正規雇用ですが、親の介護のために長期の仕事が出来ず大変な思いをしました。

 

介護休暇や育児休暇を使える職場はありますが、復帰しても自分が思うような仕事が出来ないので、スキルアップも出来ず待遇は下がるばかりだという事も言われています。モラハラをする本人は介護と育児に無縁なのかもしれませんが、解雇される30代以降の人間は職にあぶれるばかりです。

 

辞めさせれば自分が損をするだけだと思いますが、「どうせやる気がないんだから」という偏見で判断しないように努力した方が、職場の定着率も評判も上がるのではないでしょうか。

 

 

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