会社のうつ病に対する認識
会社は、うつ病で仕事を一時的に休んだり、休職する従業員を軽視する傾向があります。会社は、うつ病の従業員を相手にする余裕がないために、うつ病の従業員を給与が低い部署に異動させたり、ハードな労働をする部署に異動させたりして、退職を強要しようとします。働かないと思われる従業員は、負債でしかないという判断をしてしまいます。このような認識が、誰もが得をしないという悲劇を生むことになります。
会社のうつ病に対する認識の甘さ
「朝が起きられない」「身体がだるい」「眠たい」など、うつ病を発症していながら、休んでしまうと、会社をクビになってしまうので、うつ病のまま勤務してしまう人が多くいます。うつ病を隠している人もいるし、うつ病を公言している人もいます。うつ病だと聞いた人も、うつ病を正しく認識できる人は皆無で、冗談だと思う人も多くいるため、問題視する人はいません。
誰も好んでうつ病になるわけではありません。風邪や骨折やインフルエンザは認められているのに、うつ病だけは認めないという風潮がよくないと思います。うつ病も、風邪や骨折やインフルエンザと同じです。会社はルールを決めて、うつ病から復帰しやすい環境を作るべきだと思います。
なぜうつ病になるのか？
人間関係やパワハラや過労や環境の変化や健康問題など、うつ病になる原因は様々です。うつ病だと認識しても、会社をクビになるのではないかという恐れから、病院に行かずに、うつ病をさらに悪化させています。うつ病であるのに、うつ病ではないと思い込んでいる人も多くいます。うつ病予備軍と合わせると、会社でうつ病でないという人を探す方が難しいかもしれません。
うつ病から復帰すると
会社はうつ病に対する認識がほとんどなく、うつ病の従業員を毛嫌いするために、そのような会社の意向を察知するのか、復帰しても、大きな仕事のミスをしたり、頻繁に休んだりするなど、また休職してしまうことがあります。医師の判断を信じ、うつ病が治ったと勘違いしてしまい、すぐ仕事に復帰したことも、再度休職してしまう原因かもしれません。会社が原因（パワハラ・過労・人間関係等）なら、転職を検討してみるもの選択肢として考えてみるのもいいかもしれません。転職するためには、医師がうつ病が改善したと診断しても、自らの生活習慣を見直し、時間をかけて、うつ病を改善していき、職場環境が変わることで、うまくいくこともあるかもしれません。
