私は現在、機構部品の製造を行っている工場に勤めています。その中で私は、設計開発担当の部門に配属されています。現在の会社で3社目となる私は、現在45歳です。現職でよく耳にすることがあります。それは、仕事が出来ないと判断された人たちは、あらゆる手段を使って自主退職に追い込まれていくと言うものです。つまり、会社都合と自主退職では退職金の額が大きく異なるからです。退職金の額が異なるのは他の会社でも、大抵同じだと思いますが、それを払いたくないからと、パワハラまがいのことをしてでも自主退職に追い込む会社に誰も信用をしていません。
会社の方針としては、会社都合の退職は原則的にダメだとされているので、何とか自主退職に追い込もうとしています。その時点で会社ぐるみのパワハラといわれてもしようがありません。最近では、新入社員のレベルが低いという理由から、今のままではとてもではないけれど仕事についていくことが出来ないと、言いくるめ自主退職に追い込んでいました。確かに、大学卒業した割にはレベルが低いと思っていましたが、何もそこまでしなくても良いのではないかと思うほどです。中学生並みの知識、能力しか持ち合わせていないと感じることが多く、どこまで成長できるのかと言う懸念点は有りました。
本人の努力が少しでも見られればという思いも有った事は間違いありませんが、ほとんど努力の跡も見られませんでした。それでも、他部署に異動するなりして適正を見極めるべきだったのではないかと思うのです。そもそもの問題点は、入社試験があってもその機能を果たしていないと言うことです。確かに最近では入社1年目、2年目で会社を辞めてしまう人たちが増えているのは事実ですが、それは本人たちの意思によるものが大きく反映されていると思うのです。普通であれば入社してしまうと、簡単に辞められないと思うのですが、入社試験が形骸化している状況では、入社前に適正を調べることも出来ないのです。
入社してから判断しなければいけないことも有りますが、それにしても、余りにも杜撰な人事だと思うのです。本人としても会社としても時間もお金も無駄にしてしまうことを考えれば、しっかりとした入社試験を実施するべきだと思うのです。ある意味、入社試験が適切でないこともパワハラの一種ではないかと思うのです。みんないつどうなるのか不安を抱きながら仕事をすることになると、集中することができないので、会社全体として考えるべきときだと思っています。