労働基準監督署に訴えたい!残業時間1日8時間の新人

アフィリエイト広告を利用しています

新卒採用

これは私が新卒採用され入社した旅行会社の話です。小さなころから旅行会社で働くことが夢だった私は、就職活動の際可能な限り沢山の旅行会社を受験し、やっと1社から内定をいただきました。長年の夢がかない晴れて旅行会社の社員となった私はこれから待つ社会人生活に胸踊らせていましたが、まさかあんなことになるとは思ってもみませんでした。

私が入社した会社は海外専門で、それぞれがまず一つの地域を担当してその地域に関する仕事を全て行うといった業務方々をとっていました。

旅行会社の多岐にわたる業務

具体的にいうと、私はハワイの担当となったのでハワイ旅行を検討して来店されるお客様の対応から始まり、インターネット掲載の旅行プランを見て問い合わせてくるお客様の電話対応、予約業務、現地ホテルとのやりとり、ツアーの作成、入金確認、キャンセル待ちのお客様対応、その他旅行に必要な書類の作成から封入、お見送りメールからお帰りなさいメール、アンケートメール送信と内容確認まで業務は多岐に渡りました。

時間が足りない

入社前はこのように一つの地域を責任もって最初から最後まで担当できることに魅力を感じていたのですが、実際に業務してみるととてもじゃないけど時間が足りないのです。業務時間のほとんどを来店客と電話対応に費やしその他の業務を行う時間がありませんでした。それに加え新入社員は毎朝9時から始業までの1時間社内清掃することとなっており、また、週に1度は各大使館へ行かねばならず残業することを余儀なくされました。

サービス残業

私は入社2か月目から毎朝7時に出社し清掃業務が始まる9時までの2時間と、就業時刻である19時から終電までの約5時間残業することでどうにか担当業務をこなしていました。残業時間は毎日約8時間となり、心身ともにボロボロでした。もちろんこれはサービス残業ですので賃金は一円も発生しません。終電で帰るとき、知らず知らずに泣いていることもありました。

 

そんな状況が続く中、徐々に担当地域か広がりもはや追い付くこともできなくなりました。お昼休憩も20分で切り上げ業務に戻り、休日出勤したこともありました。私が新人で業務に慣れておらず人一倍時間がかかったのは確かですが、それでもこの状況を労働基準監督署に訴えたら確実に勝てたと思います。辞めてしまおうと思ったこともありました。しかし父から、やっと長年の夢がかなったのに入社してわずか半年で辞めてしまって後悔しないかと問いただされ、結局私は限界を越えて頑張りました。

労働基準監督署には訴えませんでした

ある日あたまさに大きなしこりがあることに気付き病院へ行ったところ、過労とストレスによるこぶだと言われました。このままではうつ病になるので、これからは1時間に5分何もせずに外を眺めるようにと言われました。毎日残業時間が8時間の私には1時間に5分休憩をとることは不可能でした。結局私はドクターストップという形で入社わずか半年で退社することになりました。

 

今でも当時を思い出すと恐怖を感じます。本当に1度、労働基準監督署に実態を見てもらい未だにこんな働き方をする会社があることを知ってもらえばよかったと思うこともあります。私の退社後、業務改善がなされ前よりは働きやすくなったと同期から聞きました。過酷な業務環境で未だ辞めずに頑張っている同期もいるのでこれからもこの会社のことは大事にせずにいたいと思います。

おすすめの記事