サービス残業に罰則なし?!私の動物病院勤務

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サービス残業発生!

私は、ある動物病院で勤務しています。私の病院では、毎日平均1~2時間程度のサービス残業が発生しています。動物病院の中でも忙しいほうの病院で、毎日毎日多忙な業務をこなした後に、その日の終わり頃になると、その日に使った針やシリンジ、輸液やテープなどさまざまなものを補充したり、その日に使った手術道具を洗ってパッキングし、滅菌して次の日の手術に使えるように準備したり、その日の業務が忙しくて散らかった診察室や処置室、入院室をきれいにしたりというような業務を行っています。

 

そのような業務をしていると、どんなに早くやっても1~2時間かかってしまいます。業務終了時間は、書類上は20時になっていますが、20時に仕事を終えられたことはなく、大概は20時を超えてから、上記のような作業が始まります。診察終了時間が20時で、業務終了時間が同じ20時なのは、診察終了と同時にすべての作業を終えて帰宅することを想定していますが、病院の忙しさを考えるとそのようなことは不可能です。

サービス残業の罰則がない?

もちろん、この作業を怠って時間通りに帰っても罰則の規定はありません。罰則はありませんが、もしやらないで帰ったら、次の日の業務に支障を来し、私は他の全員がら後ろ指を指されることになるでしょう。動物の命は、人に比べて軽いとはいえ、命をあずかっている仕事柄、休みが少なくなるのはしょうがないことだと思います。飼い主様にとっても、休んでばかりの医者に自分のペットを任せるよりも一所懸命自分の命を削るくらい働いている医者に見てもらう方がいいでしょう。

サービス残業の改善を要望

しかし、仕事をしている時間は、仕事をしている時間として換算してほしいです。仕事時間を偽るのは、会社のあり方として間違っていると思います。ある年配の先生が酒の席で、「私の若い頃はもっとみんな一生懸命働いていた。今の若い者達は、真剣味が足りないし、ラクしてお金を稼ぐことしか考えてない。稼ぎたいなら休まず働け!」とおっしゃいました。

 

確かに若輩者の私は、先輩方のように仕事が出来るようになるには、これからたくさん仕事をして覚えていかなければなりません。仕事を長時間やればやるほど仕事を覚える速度も速くなるでしょう。しかし、ならば、サービス残業は正しいものなのでしょうか?その年配の先生が若いころの労働環境を考えれば、その頃はそれが当然のことだったかもしれませんが、今は時代が違います。働き過ぎを改善しようという世の中の流れの中で、職業として時代に取り残されていっている気がします。

 

「長時間労働が苦痛な人は獣医に向いていない。」ともいわれました。しかしながら、もっとうまくシフトをくんで、役割分担をして、効率的に仕事を回していけば、サービス残業は減っていくと思います。むしろ、そういう努力をするべきだと思います。サービス残業が減り、労働環境が改善されれば、より今の仕事に前向きになり、今の病院が好きになり、自分が今の病院のために出来ることはないかと自然と考えるようになるのではと考えます。今後、本病院でのサービス残業が減っていくことを願います。

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