私は、世間一般的にはホワイト企業といわれている企業へ就職しました。労働時間を守り、残業代も休日もしっかりしているといわれている企業でした。しかし、実態はかなりのブラック企業でした。初の出勤日がまず休日でした。その日は給料もなく、ただ働きです。労働時間はこのときはまだ守られていましたが、一週間もすると１３時間労働で一時間の休憩すらなしの日が続きました。
そこからは、休日出勤なんてあたり前、休日でた分も残業にも給料は払われませんでした。この時点でかなりのブラック企業だとわかっていただけるかと思いますが、一的環境もかなりひどい状態でした。まず、新入りで入った私は、先輩たちより先に出勤しなくてはなりません。中には早く出勤して準備を始める先輩もいるので、その先輩より早く出勤しなくてはなりません。なので、出勤時間の一時間半前にはすでに出勤していました。通勤時間も考えると三時間は早く起きて出勤していました。
ですが、新入社員のため、早く着いても何をしたらいいのかがわかりません。そのため、先輩方に「何をしたらよいか」と聞きに行くと、「自分で考えて」と言われてしまいます。一通りの流れなどが把握できている場合はそれでいいのかもしれませんが、何もわからない私にそのようなことを言われても、何も出来ることがわかりません。そのような対応は終始ずっとなので、失敗してから叱られて学ぶという状態でした。
せめて、仕事の流れや注意点、シフト制なので、その当番の違いなど、本当に基本的なことも教えてはもらえなかったので、そこだけでも教えてもらえたらよかったと思います。そのような状態でパートで働いている人たちを動かさなくてはなりません。最初は「パートの人になんでも聞いて覚えて」と社員からは言われていましたが、パートからは「そういうことは社員に聞いて」と言われてしまい、まだ数日間のうちでそのように言われてしまったため、新人に対する指導者がいなくなりました。
正式には、指導者という立場の人はいたのですが、新しく移動してきたばかりの人で、私のいる企業について知らないことが多いため、とても指導できる人ではありませんでした。誰にも教えてもらえない、質問しても「わからない」「違う人に聞いて」とたらい回しにされてしまい、私の仕事がまったくできなかったです。机の上には知らない資料が増えていき、それもなんなのかは説明してもらえず、聞くと「とりあえずしまっといて」と言われました。そして、退勤時間頃になると「あれ終わったの」と聞かれるので、残業することになります。そのような日々で、私は体を壊し、退職しました。
