サービス残業が禁止になったのは、誰かが通報してから?

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新卒で入社した会社は、凄く人数が多く同じフロアに居る人だけでも100人超えでフロアが殆ど仕切られずに色々な部署が仕事をしていたのでよその部署の様子も丸見え状態で誰が残業しているかとか休日出勤をしているかというのが良く見えました。

 

私のいた部署は、総務部だったので総合職も一般職も普段は、そこまでの残業はなかったのですがやはり月末月初などは忙しく残業が続く時もありました。一般職でも上司から残業するときには、2時間までは付けていいがそれ以上は付けない様になどとあいまいに言われて暗黙の了解的なサービス残業が行われていました。

 

私たち若手の一般職は、まだそこまで残業することも無かったのですが年が上がると仕事量も増やされて終わらない仕事で残業をする先輩方や総合職の方達は普通に毎日5時間位残業している人もザラでした。

 

朝も早いし夜も遅いしいつ帰っているんだろうという様な人が沢山いましたが会社の流れ的にも当たり前の空気が流れておりむしろ定時に帰るという事があまり良く無い様な風潮でした。

 

営業部署の人たちなどは本当にいつも会社に居るような感じなのに同期の子に聞いた所ほとんどサービス残業だと言っていました。うちの会社のタイムカードは手書きのもので毎日出社した時間と退社した時間を自分で記入して上司にハンコを貰う決まりになっていたので余計に残業は付けづらい環境ではありました。

 

そんな毎日が続いていたのですが、ある時急に全体にお達しがあり今日から必ずきちんと残業代をつける事それから、今から遡って3ヶ月分の残業を正しく記入して提出する事というお達しが出ました。

 

一瞬喜ぶ気持ちになりました、遡ってついた残業代が来月とかの給料に反映されると思ったからです。

 

といっても、実際には月の残業時間が18時間以上だった人のみ遡って申請という事だったと思うので、私たち若手社員はそこまで残業していなくて残念ながら申請することは出来ませんでした。

 

私の隣の先輩は、かなりの仕事量で残業も良くされていたのですがあまりの残業時間なので付けるのが申し訳ないというか流石に上司に申請しづらいという事で完全にサービス残業をしていたので大変喜んでいました。

 

今から思えば誰かが通報したのだと思いますがなぜ急にそんなことになったのか詳しい説明は特にありませんでした。恐らく内部への通報でしたらこんなに社全体の残業の見直しの通達はなかったはずなので恐らく外部への通報だったと思われます。

 

私たちが働いていた本社以外に関連会社、物流センターなどもあってどちらかというとそういった方の人たちの方が全く時間など関係なく労働時間も凄かったと聞いているのでそちらの人からの通報かもしれないなと考えました。

 

会社としては、社員全員への過去の残業代の支払いまた、今後の残業代が凄く負担になったと思いますがずっと残業ばかりしていて肉体的にも精神的にも大変だった人たちは少しは救われたのかなと思いました。

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