長時間労働対策がまったくなされていない会社に入社

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現在は転職をして、コンプライアンスのしっかりした会社に入社をしているのですが、新入社員として入社した、初めの社会人となった会社はとてつもないブラックでした。

長時間労働は当たり前、対策がなされるばかりか、会社の方針はむしろ『早く帰るやつはやる気がない』というパワハラがまかり通っていました。

 

しかも今となっては不思議でしかないのですが、通常管理職になると残業代はつかなくなるものですが、その会社はなぜか、新人や一般社員には残業がつかず、なぜか管理職になると残業代がつくというルールだったのです。

 

そのためお偉いさんや部長クラス、課長クラスは(仕事をしていないとは言いませんが)なかなか帰ろうとせず、だからといって仕事がない社員たちにも「先に帰りなさい」という指示もまったく出しません。

 

結局、新入社員としてできることは何もないのに帰ろうとすると「まだ一人前の仕事もできないのに、帰宅だけは早いねえ」という嫌味が飛ぶという、パワハラ全開としかいいようのない状態が、日常茶飯事でした。

 

転職をすれば、その会社はおかしい。長時間労働が続くのであれば、対策を考えるのも上司としての仕事の一環であるし、部下が仕事があって帰れないなら、それを采配するのも仕事の一つのはず。

 

逆に仕事が早く終わって、やることがなくなっても『自分たちが帰らないのに、帰ろうとするな』なんていうのは、パワハラでしかないと思えるのですが、ほかの会社を知らない身としては、社会人はそんなものなのかな…と思っておりました。

 

後になって知ったのですが、それぞれの名字が違うので気が付いていなかったものの、なんと上司たち全員は親戚同士でした。

 

全員が同じ苗字でしたら気が付けたかと思うのですが、嫁の親戚だとか、娘婿だとかそういった人物ばかりで、顔や名前も似ていません。

 

当時は就職超氷河期などと言われ、そんな経済状態の中零細企業なのに、新入社員を複数名雇うこの会社はすごいと思っていたのですが、今となっては分かります。

 

転職者などがくれば、あきらかにこの会社の仕組みはおかしい、勇気をもって会社に抗議をすると海外の移転と銘打って、僻地と呼ばれる海外へ左遷をし、しかも給料がこちらの給料を現地物価に換算したものとして振り込んでいたのは、訴えられる案件だと、気づかれてしまうからでしょう。

 

何もわからない新入社員でも、この会社の仕組みはおかしいのではと、半年もしないうちに気が付くことはできました。気づいた場合、下手に闘うより早く逃げてしまうのも、一つの手ではないでしょうか。

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