私は以前の食品関係の営業職から転職し、今の機械メーカーの管理部門に来ることになりました。しかし今思うと転職は失敗だったと言うほかありません。海外ではもっと転職市場も大きく、転職して職を変わるのも一般的ですが日本においてはあまりそういうことはなく転職自体そこまで一般的ではないですし、私のように失敗する例もそれなにあると聞きました。
転職して1日目は上司も優しい雰囲気で仕事の指示をくれました。そこの部署は私を含めて5人くらいいたのですが、第一印象は少し暗いもののまじめそうで連携をうまくとれそうな感じがしていました。しかし数日経つと上司がとても厳しくなったのです。ちょっとした連絡ミスをしただけでフロア中に響くほどの大声で怒鳴られてしまいました。
しかもそのミスも入社数日の私なら仕方のないミスだったのですが厳しく叱責されました。また私以外の人間にもとても厳しいのです。ある同僚男性が報告し忘れのミスをしたことがありましたが、仕事について叱責するだけでなく「おまえの親はおまえをどんな育て方したんだろうな」「そんな人間性だからいつまでも結婚できないんだよ」とハラスメントにあたるような発言を繰り返して叱責していたのを聞いてとても聞き苦しかったです。
同僚に話を聞くとその上司はずっとその調子だったそうで、みんなうんざりしているそうです。部署の第一印象が、暗そうに感じたのはすべてその上司のせいでした。
他にもその上司は自分が判断して部下に指示しておいたにもかかわらず、それに従った結果他の部署とトラブルになってそこの部長が怒り出すと自分のミスではないと主張し、あたかも部下が勝手に行動したかのようにごまかして部下を叱責していました。部下の方もいちいち反論すると余計逆鱗に触れるので反論せず叱られたままでした。本当に気の毒でした。
また飲み会を頻繁に開き部署のみんなを半強制的に参加させます。上司は酒は強いので「おれのペースについてこい」としきりに酒を注いできます。私はあまり強くないのでそれだけでも辛いです。また飲み会の間ずっと叱責されますし、酒が入れば入るほどネチネチと文句を言ってくるのでうんざりしてしまいます。これもハラスメントだと思います。
思えば私が転職したのは以前の職場の雰囲気が悪かったと感じたからです。その職場では社員同士の仲があまりよくなく、飲みに行くこともなく、悪口を陰で言ったりしていました。しかしながらそれでも今の職場に比べれば全然良かったと思います。本当に転職は失敗だったと思います。今の職場は転職サイトで発見したのですが、そこではよいことばかり書かれていました。転職をするときはもっと慎重に転職先を探し、ネット上の情報収集だけでなく直に元社員などに話をきいてから判断するべきでした。
