高齢化する売場パート 

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■若いパートが必要です

私は地方都市とは言えない田舎街にある有名複合スーパーに勤めています。街同様、店舗の従業員にも高齢化が進んでいます。定年で退職される方が毎年いる一方で、若いパート、アルバイトが全然応募してこないのです。

 

スーパーといっても、私の売り場はインテリアやキッチン用品を取り扱う家庭用品の売場なのですが、応募者はきません。よって現場は慢性的な人手不足で、毎日火の車です。たまに応募があったと思っても、50代後半~60代の職種未経験者であったりします。そして、あっさりと採用が決まり売場に配属されてきます。

 

現在、売場に20代と30代がいない状態です。「若い人がいてくれればなぁ」と切に思います。というのも、60歳のパートにEコマースでの業務や、複雑化するサービスが重くのしかかっている状態で、それをフォロー出来る人間が私と上司しかいないからです。

 

■パートにはありがたくないデジタル化

全国でチェーン展開している会社の社内インフラと、そのオペレーションの標準化は、デジタル化やEコマースの活用でここ数年で飛躍的に進歩したと思っています。紙媒体が減り、デジタル化で合理的になりました。

 

これが私の店では見事に逆効果で、年配パートとベテランパートのモチベーションを下げているのです。「以前はFAXで注文できたのに!」「メールではなくて電話で確認させて!電話の方が早い!」と言いたいことはよくわかりますが、仕事なので順応してもらいたいですが無理みたいで。

 

「覚える気がないなら辞めろ!」と言いたいところですが、辞めたら人手がますます足らなくなり、売場が回りません。パソコンを駆使した業務は、何度教えても覚えきれずにいるみたいで業務が進みません。この問題を解決するにはやはり若い人の力が必要なのだと思います。

 

■20数年前とパートの役割が違う

コンビニを除くスーパーなどの小売業界は値下げの過当競争、インターネット通信販売の出現により売上も利益も年々減少しています。これに伴って人件費の削減が推し進められているように感じます。

 

従って働く人の質の向上がない限り、サービスは低下していきます。近年、店舗では20数年前は社員がやっていた仕事をパートやアルバイトがやっています。ローコストオペレーションとはカッコイイ言葉ですが、それは給与は増えず責任と仕事量、さらに顧客サービスが増えたことにほかなりません。

 

その現状にいつまでたっても納得できていない年配パート、ベテランパートが私の部下です。彼女らの気持ちは分からなくもないのですが、少しは時代についてきてくれないかなと思います。定年までの腰掛けみたいな感覚で働きに来られては困るのです。

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