介護の仕事のつらいところ

私はもうすぐ40歳の女性です。大学を卒業してから、ずっと介護業界で働いてきました。

向き不向きの激しい仕事だとは思いますが、私には非常に向いていたようで、施設勤務から始まり、デイサービス、ヘルパーを経て、今はケアマネージャーをしています。

人と接することやお世話すること、お年寄りが好きな私は、この仕事を天職だと思っています。思っていますが、それでもつらいことがあるのもまた事実です。私がつらいと感じることは、この業界で働く人には多く共感していただけるのではないでしょうか。

まず、肉体的にきつい仕事です。日々人を抱えたり中腰になったりするわけですから、腰や膝、手を痛める人がほとんどです。実際私も長年働いてきて、どこも痛くないという人にはほとんどあったことがありません。

私に関しては働き始めてからすぐに腰椎のヘルニアになってしまい、そこからずっと腰は悪いです。ぎっくり腰も癖になっており、これは一生の付き合いだなと諦めています。次に金銭的なこと。社会問題化もしていますが、この業界は信じられないくらい賃金が安いです。介護保険での処遇改善加算等も作られましたが、一般の企業に比べると安すぎる。

介護保険の制度上、どうしても賃金が頭打ちになるのはいたしかたないとは思うのですが、一般の企業と比べると安すぎます。何より、福利厚生をきっちり確保できる仕事でもないし、前述のとおり肉体的にもつらい仕事ですので、この程度の賃金なら人手不足も当たり前だと思います。

介護保険の始まった当初は、ケアマネになればそれなりの給料になっていたようですが、今はここのところも制度が変わりましたので、介護職最高峰の資格をとっても安月給です。

この業界を離れる人の大半がこの理由ではないでしょうか。

もうひとつ、この仕事でつらいところといえば、やはりお別れです。

基本的に介護の必要な高齢者が相手の仕事ですので、どうしても最後は死去されて、ということがほとんどです。

仕事をしていると仲もよくなりますし、施設勤務等であれば、そこで生活されている型とのお別れですから、頭でわかっていても精神的にきついことがあります。また、お亡くなりになっているところを発見したり、目の前で息を引き取られるということもあり、そういった場合は余計につらさも増しますし、落ち込みます。

この業界は、三年持てば働き続ける人が多いですが、はじめてすぐに挫折する人も多いのが事実。必要とされる仕事ですし、何よりはまればとても楽しいですので、せめて処遇面での改善を政府には求めたいと思います。