クレジットカード会社で電話のコールセンターで受信オペレーターをしていました。電話を受けるのが仕事ですので朝一から電話をとりますが、その電話でいきなりかけてきた人から怒鳴られる事があります。
理由は様々ですが一番多いのが、カードを使用して引き落とし口座に残高がなく引き落としされなかったら担当部署から電話が入るのですが、それが気にいらないらしく「なんで電話かけてくるんだ!」「家に電話してくるな!」という内容なんですが、詳しい話をせずに急に怒鳴られるので私もびっくりしますし、担当部署ではないので状況もわからずただ怒鳴れるという理不尽さに耐えなればなりませんでした。
途中で担当部署に電話を回すのですがそれまでは相手の言い分を聞いていなければなりません。かなりのストレスです。職場全体が重く苦しい雰囲気に包まれておりみんながストレスを感じているのが伝わってきました。
当時私は派遣社員だったのですが、初日から辞めたくなりました。結局半年頑張りましたがあまりのストレスで体を壊してしまい結局、健康を損ねてまで仕事する必要はないだろうと思って辞めました。その職場の離職率はかなり高いはずです。
私が勤めていた期間だけでも10人ぐらい辞めました。次々と新しい人が入ってきますが、みんな辞めていきます。電話だから平気だと思ってしまった自分が浅はかでした。相手は目の前にいる訳ではないですが、耳からでも怒鳴られるという行為は人にかなりのストレスを与えるのだという事を実感しました。
その職場は女性ばかりの職場だったのですが、それもストレスを増加させました。陰口や告げ口、ねたみや噂話。みんなストレスが溜まっているからか、どうも暗い話題が多くて前向きな話や明るい話題が少なく、私は途中から一人でご飯を食べていました。
その方がストレスを感じないからです。電話を受けるだけの仕事がまさか体を壊す程のストレスを感じるとは始めは、全く考えていなかっったのですが、電話だけというのが逆にストレスになるんだなと実感しました。普通のオフィスであれば電話は受けますが、だいたいは取引先や社会人で仕事の話になります。
PCを使った仕事や他の作業もありますのでストレスを感じる事はあっても分散されますが、電話を受けるだけの仕事で電話がストレスだと逃げ道がないのです。辞める数日まえは1日に3件ぐらいしか電話に出られませんでした。もう二度と電話だけの仕事はしたくないです。