20代に転職した私

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20代中頃に働いていた某携帯電話キャリアの代理店。仕事内容は覚えることが多く、幅広い年齢層・いろんなタイプのお客様がいらっしゃることや、何よりその地域に携帯ショップがないことから毎日大勢のお客様がご来店されるため、対応に追われ大変なことも多かったですが、困っているお客様…特に携帯電話初心者のお客様やお年寄りのお客様に「ありがとうね〜」「説明がわかりやすかったよ!」と言って頂けたときは嬉しくて、お客様のためにいろいろな知識が増えていくのは楽しかったです。

 

しかしこの代理店、何が大変だったかって、「自分勝手な女上司」、いわゆるお局様。上司の権限を使って週に5回は「個人面談と打ち合わせ」と称して近所の喫茶店にお気に入りのスタッフを連れ出し、3時間は帰って来ない。後々連れ出されたスタッフから聞いた打ち合わせ内容は、「軽く仕事の現状を聞かれた後、大半が上司の彼氏の愚痴とおのろけと、自分のリーダーとしての資質や私はモテるっての自慢話」と言うから驚き。

 

しかもばっちり会社の経費で食事まで頂きながら、大笑いしながら3時間を過ごしたそうです。それだけに終わらず、インフルエンザが社内で流行し病欠スタッフが出てしまってお店が大混乱になってしまった日のこと。「買い出しに出る」と言ったきりしばらく戻らないなと思っていたら、黒髪ヘアがうっすら茶色くツヤツヤに…。

 

すれ違った時の香りや髪の様子からして、どうやら勤務時間中に「買い出し」と称してヘアサロンへ行ってきた様子。あまりにも堂々とやってのけるため、スタッフも開いた口が塞がらない状態に…。

 

後々外出のことについては、「私がいなくても緊急事態に対応出来るスタッフに育てたい。いつまでも上司に頼るスタッフではお店もスタッフも成長できないので、敢えて席を外す機会を増やしています」と、もっともらしいことを言っていましたが…。

 

スタッフのストレスは限界に近く、20代そこそこのスタッフ何人か脱落し退職。数名は体調にまでストレスが現れ始めて、現状社長に訴え出たいのは山々ですが、彼女は大変要領がいいタイプだったので社長の大のお気に入り。うっかりしたことは言い出せません。何度も同期のスタッフ同士で転職を考えましたがお給料がよく、「辞めてやる!」と思い浮かんでは「お給料がいいしなあ…」と思い留まる、の繰り返しでした。

 

結果的に私も体調を崩しかけて途中で脱落、また別キャリアの携帯ショップに転職しましたが、とても素敵なスタッフに恵まれた良い環境で働けています。あの時思い切って転職してよかった、我慢もほどほどにしなければ…と思った出来事でした。

 

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