資格を活かした転職のありやなしや

私、工業高校を卒業して社会に出まして、10年ほど社会人をしております。専ら建設業を中心に仕事をしておりまして、特に20代前半は電気工事ばかりしておりました。資格も複数持っておりますし、二度の転職経験があります。

 

工業高校での生活は電気の勉強ばかりでしたので、当然在学中に第二種電気工事士の資格を取得しまして、高校生ながらに「このまま電気工事の会社に就職して、一生すごしていくのかな」などと考えておりました。

 

卒業と同時に地元福岡を飛び出しまして、関西屈指の大手電気工事会社に就職しました。同期の中では業務の成績も良く、回りからの声は将来有望と言われたりしておりましたが、今思えば毎日の様に葛藤していたことが思い出されます。

 

過酷な仕事内容や、いわゆる体育会系の上下関係、サービス残業も当たり前にありましたし、高卒であるというコンプレックスもあったのかなと今となっては思います。

正直若さゆえのと言えるかもしれませんが、結局息苦しくなりその会社には3年と3ヶ月勤めて退職をしました。

 

その後地元には帰らず、退職した会社よりもずっと規模の小さい会社に転職しました。

ハローワークで特別に吟味することも無く、適当に見繕った求人に応募して採用していただきました。資格を持っていて若ければ採用してもらえる様なところだったので、正直なところ何かの信念を持って働きたいと思っていませんでした。判り易く言うと社会を舐めていました。

 

資格を持って入った会社なので、当然求められる技術は一人前。しかしもらえる対価は半人前。結局のところそこでは役立たずとまでは言われないものの、期待外れの烙印を押され、それを跳ね返すまでの気力も出せず、逃げる様に退職しました。一年も持ちませんでした。

 

こうなってしまっては自分にとっても、相手(会社)にとっても何の利益にもならず、今になって思うと被害者ぶっていたのが恥ずかしいくらいです。

 

今私は、土地家屋調査士になる為の資格試験に向けて猛勉強をしております。その夢に気づかせてくれた会社には、役に立つ資格も持たず、純粋な好奇心で面接を受けました。求職方法はハローワークです。

 

仕事内容も、会社の人間関係も、まず関わってみないとやはりわかりません。そして関わる為には資格は必要ないようにも思えます。転職の為に資格を取得するのも素晴らしいことですが、その資格が本当に自分のしたい事につながっているのかを考えていただきたいです。

 

資格者に向けられる目線には厳しいものもあります。そろそろ仕事内容そのものにやりがいを求める時代になっても良いかなと常々思います。

 

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