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私はただいま30才の正社員、製造業の営業マンです。もうすぐ7年目に突入するのですが、以前は職を転々としていました。大学時代に将来をろくに考えていなかった私が、2008年に起きたリーマンショックによる不況、翌年の就職氷河期の荒波(氷河に波は起きないのですが)に飲まれたのは言うまでもありません。

 

友人が次々と内定を決めていく中、私は全く内定を取れる気がしませんでした。強みが何か、やりたいことが何なのか、分からないまま面接を受けては落ち、受けては落ちの繰り返しでした。そんな中、やっとの思いで就職が決まったのは卒業直前の2月でした。

 

太陽光発電の営業である。住宅街の中を片っ端からインターホンを鳴らしては断られ、営業所に戻ると上司に怒鳴られるという地獄の3ヶ月間でした。そうです、もうお気づきだと思いますが3ヶ月で辞職に至りました。ちなみにその間、私と同時期以降に入ってきた新人が15人程度いたのですが、一番長く続いた新人でも私と同じ日に辞めていきました。

 

つまり新人の3ヶ月以内の離職率が100%だったのです。紛れもなくブラック企業ですね。ブラックにも色々種類があり、一言で片付けるのはどうかと思いますが、かなりしんどかったです。辞めたあとは、仕事がなかなか見つからず、工場で派遣社員を1年2ヶ月経験しました。

 

最終工程の梱包出荷の部署に配属されました。営業職との違いは、同じ作業の繰り返しで時間が進むのがものすごく遅く感じるのです。時計を見ると5分しか進んでいなかったり、、、工場もとても根気のいる仕事なのだと感じました。

 

ただ、任される仕事が多くなるとそれなりにやりがいもありました。また、前後の工程を意識して、俯瞰的に効率を考えることが重要であることを学びました。それは今の職場でも考えとして活きています。派遣社員から再び転職を考えるきっかけとなったのは、人間関係です。

 

人とのコミュニケーションがうまくいかず、少々孤立してしまいました。ここでも挫折をし、次の仕事を探す決断をしました。職種を考えたときに、人間関係を克服出来なければ社会人としてやっていけないと思い、再び営業職を志します。今度は法人営業にしようと決意し、現在の職場で働き始めました。

 

決めた理由は、私は面接がすごく苦手なのですが当社の社長だけが好意的に見てくださり、話しやすさに親近感が湧いたからです。社長は典型的な2代目社長といった感じで少々リーダーシップにかける所がありますが、私は本当の父親のように慕っています。

 

給与面はなかなか満足とはいかなくとも居心地がよく、辛くてもなんとか6年しのぎを削ってきました。営業として、社会人として大事な物も沢山学べました。私が現在の仕事につけたことは成功と言えるでしょう。

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