初めての仕事での胃が痛い思い

大学卒業後に住宅メーカーの営業をしていました。大学で建築を勉強したので、建築関係の仕事を探したのですがバブル崩壊後の就職氷河期だったこともあり、やっと見つけたのが住宅の営業でした。

希望した職種ではありませんでしたが、契約につき報奨金がもらえるのでやりがいは感じていました。私が配属された展示場の上司は営業所内でも厳しくて有名で、初日から1か月は毎日100件飛び込み訪問をさせられました。

営業の訪問に怒鳴る方も多く、胃が痛い思いをしながらの仕事デビューとなりました。1か月経過した頃から展示場での接客を行い始めました。展示場に来て頂くアポイントを取ったら契約まで行うからその流れを見て仕事を覚えろと上司に言われ、お客さん宅を訪問しアポ取りを続けました。

展示場勤務から2か月経過した頃、私から家を購入したいと言って頂けるお客さんが現れ、上司の空いている日を考慮した上でお客さんに展示場に来ていただくアポイントを取りました。

アポ当日、上司がアポイントで出かけることを伝えられ、その際戻るまでお客さんに金額の話はするなと釘をさし、時間までには戻るからと出て行ってしまいました。結局アポイントの時間になっても上司は戻らずお客さんが来てしまいました。

お客さんとの雑談をできるだけ引き延ばせという先輩の指示通りに上司の帰りを待ちました。今回お客さんが一番聞きたがっていた住宅の金額を餌にアポイントを取っていた為、何度もお客さんから質問され、その都度胃が痛い思いをしながらなんとか交わしました。

約束の時間から1時間経っても上司は戻らず、その間先輩から上司に何度も電話してもらいましたが連絡がつかず、お客さんも怒って帰ると言い出す始末です。これ以上お客さんを待たせる訳にも金額について教えないで帰すわけにもいかず、先輩に相談の上私から話をしました。

話をし終わった頃にタイミング悪く上司が戻ってきました。上司が話すことはほとんどなく、お客さんを帰しました。その後、私はこっぴどく上司に怒られました。金額について話すなと言ったのに勝手に判断して話したのか。

社会人2か月目に理不尽な経験をして、それからというもの少なからず人間不信になりました。その後ストレスから体を壊し、結果的に1年を経たずにその住宅メーカーを辞職しました。社会人一年目にこのような経験をしたおかげで、今でも仕事に関して何より自分を信じて仕事に取り組んでいます。