転職の際に面接で聞かれたこと

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司書の仕事

私が転職を決意したのは27歳の時でした。大学卒業後に貿易関係の事務に就職し、それから5年間勤続しました。でも私には学生時代からずっとやりたい仕事がありました。それは司書の仕事です。

司書というのは主に図書室に従事した仕事をします。図書館と言っても幅広く、公立図書館や学校図書館、専門図書館など様々です。私はこの中でも専門図書館で働きたいと思っていました。私の希望する専門図書館は、企業内に設置されている図書室のことです。

大手企業なら大抵は企業内に図書室を設けています。ただ採用枠は極端に少なく、求人はほとんど目にしない状況でした。たまに募集がかかっていても狭き門なので、受ける前から諦めたりしていました。

今の仕事にも慣れたし、休みは取れるし、もうずっとこのままここで働いていようかとぬるま湯に心地よさを感じるようにもなっていました。でも、休みの日に図書館へ出掛けると、やはりその空間にとても魅力を感じ働いてみたいと思うのでした。

大手企業の求人

そんな時、新聞に掲載された求人をたまたま目にしました。そこには大手企業での資料整理という名目で求人が出されていたのです。そして備考欄には「司書資格者優遇」と書かれていたのです。経済欄が小さかったため、危うく見逃すところでした。私は自分の胸が高鳴るのを感じました。

大学で司書資格を取得していた私は、思い切って求人に応募することにしました。その時の年齢27歳。転職するにはギリギリの年齢かもしれないと思いました。採用人数は1名でとても厳しいものでしたが、なぜか私はこの企業で働きたいという気持ちでいっぱいでした。

1次試験は筆記で、それは見事合格しました。2次は面接で、それが最終試験となりました。私は学生時代から面接の練習というものをしたことがありませんでした。その企業のことさえしっかり調べて行きさえすれば大丈夫だという考えだからです。こう聞かれたらこう返す、そのような模範解答は私は苦手でした。ありのままの素直な自分を面接でしっかり見てもらう、それが私の面接に対する考え方でした。

2次面接

2次の面接は、個人面接でした。会場には数十名の志願者がおり、少し気後れしながらも、とにかく自分らしくをモットーに挑みました。

面接で一番深く聞かれたのは、なぜ転職をしたいのかということでした。私はずっと司書として働くのが夢だったが、なかなかそのチャンスに巡り会えなかったことや、私自身が転職活動を怠っていた時期もあったことを話しました。

その時に面接官の一人に笑いながら「自分にとってマイナスなことを話す人はあまりみたことがない。」と言われました。その時に落ちたかなと思いましたが、やるだけのことはやったという気持ちだったので後悔はありませんでした。

その後、電話がなり内定の旨を聞かされた時は信じれない気持ちでした。現在は念願の司書として充実した毎日を送っています。

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