スーパーに入社
私は38歳の男性です。今から13年前に転職し、現在は介護施設でリハビリ業務をしています。転職前は、大学卒業後に新卒で中堅のスーパーマーケットで働いていました。なぜスーパーを選んだかと言うと、実家が自営業をしていた事と、大学4年間スーパーでアルバイトをしていた経験から、商売の仕事は自分には向いているんじゃないかと考えていたからです。
入社して最初の1週間は研修で社会人としての心得を学び、その後店舗に配属される事に。しかしそれからが地獄の毎日の始まりでした。定時で帰宅できたのは最初の1週間だけで、その後はいわゆるサービス残業で毎日終電近くまで会社にのこっていました。
また会社の方針が、「若手の内から大きい仕事をさせて行く」というもので、わずか入職して2週間で先輩から離れ、1人で売り場の発注や商品管理、売上管理、パート育成などを任されました。
会社に不信感
つい先日までチャラチャラした大学生にこれらの仕事が務まるはずもなく、毎日ミスの連続。毎日店長や取引先から文句を言われましたが、内心は「半分素人みたいな人間に仕事をさせる事自体が間違いだ。」と不信感を抱いていました。
その為、店長や先輩社員に対して、生意気な態度を取るようになり、そのせいで仕事がますますキツくなってしまいました。ワザと仕事を終わらせないように仕事の終わり間際に沢山の仕事を振ってきたり、ミスに対して徹底的に突っ込んで来るようになりました。それでも負けん気の強い私は負けずに肉体的精神的に追い込まれながらも絶え抜き、1年が経過しました。
身体がボロボロ
しかし1年後の健康診断で予想外の結果が。学生時代は何も指摘されなかったのに肝機能や腎機能の低下や悪玉コレステロールの異常値など様々な指摘を受けました。仕事は続けたかったのですが、早死にするのが嫌だと怖くなり、その後退職し、もっと楽な仕事を探そうと考え、行き着いた先が現在の仕事です。
今は完全定時で休日もしっかり休めます。仕事も楽でストレスを感じる事がほとんどなく、体が疲れる事はほとんどありません。おかげで健康診断はいつも100点満点。現在は結婚し、子供に恵まれ、幸せな生活送っています。もしあのまま仕事を辞めていなかったら必ず何らかの病気になり、家族を悲しませていただろうなと思います。自分の人生を会社に捧げるという考えは改めて間違いだったなと感じており、健康な状態で毎日イキイキと生活する事が出来ています。
