つわりで仕事を休むのは精神的にも辛い!会社の気配りが必要

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以前、事務の仕事をしている時に、妊娠していた事があります。当然ですが、3ヶ月目を過ぎた辺りから、つわりが出るようになりました。

 

つわりが理由で休むと簡単に言える会社であればいいと思います。私のつわりの苦い体験談をご紹介します。

妊娠を言えない理由

最初は軽い吐き気から始まり、日に日に重くなってきました。ですが、なかなか上司には言えず、休む時にも体調不良だと誤魔化していました。

 

なぜ、妊娠した事が言えなかったのかというと、1つは、私が未婚だったからです。結婚の約束はしていましたが、まだ籍が入っていない状態で、この状態で妊娠したとは、なかなか言いづらかったのです。

 

もう1つの理由は、同じ会社の先輩が、やはり妊娠を理由に解雇になっていたからです。その先輩は、つわりがとてもひどくて、遅刻や早退が続き、次第に休みがちになっていきました。

 

上司からはいつも嫌みを言われていて、見ていて可哀想でした。つわりぐらいで遅刻したり、休んだりするなら、会社は辞めた方が良いと散々言われて、その圧力に逆らえなかった先輩は、会社を去って行きました。

 

その時の姿を思い出すと、なかなか妊娠したとは、言い出せませんでした。ですが、つわりは日に日に重くなり、お昼ごはんも食べられない状態になってきました。

 

皆でランチを食べに行こうと言われても、ダイエット中だからと、なるべく一人で過ごすようにしたり、頻繁にお手洗いに行く事を不思議がられる事もあり、便秘気味だと言い訳をしたり、なんとか凌ぎました。

 

それでも、込み上げてくる辛さには代わりがありませんでした。幸い、仕事に影響が出る事はなく、なんとかこのままバレないで過ごせればと思ったんです。

 

ご飯の臭いが苦手

ですが、やはりいつまでも隠すという事は難しかったみたいです。つわりが誘発される理由は人それぞれなんですが、私の場合は炊きたてのご飯の臭いが駄目でした。

 

本来なら、食欲を掻き立てる良い臭いの筈なのですが、なぜか私の場合は、つわりが誘発されるようで、ほとんどご飯は食べられなかったんです。

 

そんな時に、仕事場で新入社員の歓迎会をする事になり、休憩室でカレーライスを作ろうという事になりました。その時に、なんだか不安だと思ってはいたんです。

 

でも、ここでつわりの事を話せば、妊娠している事も話さなくてはいけないので、どうしようかと迷っていました。おまけに、私はご飯の担当となり、本当は断りたかったのですが、状況的には断れない状況でした。

 

妊娠発覚

なんとかマスクで防ごうとしたのですが、やはり駄目でした。白い湯気と共に、炊きたてのご飯の臭いが嗅覚を直撃してきて、その途端、強烈な吐き気がしてきました。

 

私は急いでトイレに駆け込み、なんとか大丈夫でした。戻ってくると、やはり周囲からは妊娠ているんじゃないかと言われて、もう誤魔化せないと思いました。

 

そして、結果的にその事で上司にも妊娠している事がバレてしまいました。上司からは、当然ですが早く報告するようにと言われました。そして、やはり結婚の事や休みの事を聞かれました。

 

私としては、結婚をしても仕事を辞めたくない事は伝え、つわりが重くても、仕事には影響がない事を強調しました。上司もそれならと、一応許可してもらったのですが、それは想像以上に厳しいものとなりました。

 

どれだけ辛くても、会社を休む訳にはいきませんでしたし、仕事をおろそかにも出来ず、精神的にかなり辛かったです。

上司は以前よりも私の行動に厳しくなり、ちょっとぐらいつわりが重くても、仕事を休む事は出来ませんでした。休めば、途端にそれが理由で解雇になる事は想像出来たからです。

 

子育て経験のある先輩からは、つわりがひどい時のアドバイスをもらったりして、少しは軽くなったので、なんとか乗り越えられると思ったんです。

 

ですが、様々なストレスが重なってしまった結果、流産してしまいました。その事を上司に報告すると、気のせいか、上司はかなり機嫌が良くなり、これで仕事がはかどるだろうと言われました。

 

正直、精神的にもかなり辛い状態でこういう風に言われると、本当に落ち込みました。つわりになると、どうしても食欲が落ちたり、体調不良になる事も多く、休みがちになる事も多くなってしまいます。

上司の理解が必要

そんな時に、会社が居心地が良くなれば良いのにと思いました。私の場合も、上司がもう少し理解があったなら、状況は違ったのではないかと思いました。

 

流産してしまった理由も、つわりがひどくて休憩しているだけで、やっぱり仕事は無理だとか、休む事が多くなったら辞めてもらうと、事あるごとに嫌みを言われた事が、原因の1つだったと思います。

 

今、振り返ってみると、もう少し自分の体を労れば良かったと思いました。特に、男性はつわりの経験がある訳ではありませんし、その事で仕事を休まれたら困ると思うのかもしれません。

 

ですが、もう少しつわりに対する理解があっても良いのではないかと思う事もあります。これからの時代、働く女性はますます増えていくと思います。その時に、つわりで休んだ事で会社での評判が下がるような事は、あってはならないと思います。つわりで休むと、簡単に言えるようになったらと思いました。

 

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