私は30代の男性サラリーマンです。
とはいっても、現場系のサラリーマンで、少しそれは特殊な仕事です。
内容としては、警備関係の仕事になります。
営業と、現場警備員として働くのが私の担当です。
繁忙期は月の1/3ぐらいの現場に駆り出されることもありますね。
それは私にとってはそこまでの苦ではありませんでした。ただ、最近になると、その繁忙が異常なレベルにまで膨れ上がってきているのです。
警備業界は、きつい仕事の3K的な位置づけで捉えられ、ハードなことで有名です。そのため、人員が思ったより本当に集まりません。
現代では、コンビニエンスストアのような、冷暖房完備の就業施設も増えて、仕事は選び放題です。
もちろん、それは、正社員ではなくアルバイトの状態なら選び放題というですけどね。
そのためか、警備員には、なり手が異様に少ない現状です。そして、年々温暖化の問題が深刻化していますが、あまりの暑さに、どんどん会社を辞めていくアルバイトたちが増えてきました。
私は、月の10日近くの現場警備員の予定が今では半分を超えてしまいましたよ。そこから月の休みが5日しかない、こんな状況になってしまったんです。
そうなってしまってはもう、職場はマイナスオーラがとてつもないほどに漂っているわけです。辞める従業員と辞める人間が増えたあとの、勤務の追加が襲ってきます。
まさに、しわ寄せというやつですが、もう限界が近づいてきておりますね。会社は、売り上げが第一と、現場依頼があっても断らないため、警備員たちの休みが満足にありません。
私は営業も兼任のために、お客様への顔出し訪問もやるので、正直、板挟み状態のこの現状がかなり精神的にまいってきておりますよ。
会社の役員たちからは、現場の数が足りない、だから仕事を取ってこい、そう日々言われます。
会議でも少ない少ないと罵りますね。
そして、現場が忙しく、私が応援で加勢に行くと、現場の警備員のアルバイトたちからはもう仕事をとらないでくれ、このままでは倒れてしまうと、そんな声を直に受けるわけです。
私は他の会社のことが気になりますね。とはいっても、同じ職種に転職をしたいということではありません。
いい会社は従業員にどういった待遇をしているのか、そのあたりを実際に見たりして、知りたいのです。
業績の好調な会社はそこらへんがしっかりとしているイメージがあります。
そして、わが社も、人間をこき使っていると、いつか足元をすくわれるでしょう。末端の従業員の声をもっと聞いて、反映させてほしいものだと思います。
そう私は願いながらも、あと少しだけ頑張って見ようと思います。