■新しい職場へ!
私はある商業施設の飲食店で責任者をしている30代前半の者です。
もともとは違う職場で働いていましたが、新規オープンの施設の仕事が決まったのを機に、移動してきました。
前職もまた商業施設ではありましたが、職種は飲食ではなく、どちらかというとインフォメーション関係の仕事でした。
畑違いにも感じましたが、「接客」と「ホスピタリティ」の分野では同じだったことと、今までに飲食のアルバイトも経験していたので、職種についてはさほど不安はありませんでした。
不安があるとしたら、今後自分がどのような業務を担い、一緒に働く人と上手に新しい環境を作っていけるのかという事でした。
今までも現場での責任者という立場には立ってきた経験はありましたが、やはりその点に関しては常に不安がありました。
■職場の同僚は年上の方ばかり
新しい職場へ移動して最初の大変な仕事はやはり人材の採用でした。
応募してきてくれたのはほぼ9割が主婦の方だったので、夕方以降のシフトに入ってくれる方を見つけるのに苦労しました。
当然面接では採用されるように良い事を言うので、その分を差し引いて考えるのが難しく、バランス良く採用者を決定するのが難航しました。
採用通知を出した後に辞退される方もいて振り出しに戻る事も…。
そんな時期を経て、無事に仕事が始まりましたが、当然ながらここからも大変でした。
皆さん自分の希望を自由気ままに言って来ました。
私自身今までどちらかというと「仕事なんだから」、「お給料もらってるんだから」とある程度割り切ってシフトも仕事に合わせて入っていましたが、主婦の方が多いせいか家庭の余った時間の合間に働くという感覚の方が多く、面接で言っていた希望シフト以上にわがままを言う方が多かったですね。
仕事の捉え方にギャップを感じたスタートでもありました。
■職場での奥様は更年期障害?
シフトでも苦労しながらも何とかやってきましたが、慣れてくると今度はトラブルメーカーが決まって来ました。
職場に一人、お世辞にも仕事が出来るとはいえない奥様が一人いましたが、その方が無自覚に周りをかき回す人でどんどん孤立していきました。
私も立場上可能な限りフォローもしましたし、会社からの面談を通して改善を試みましたが結局、直後のみの改善でしばらくするとまた同じ問題が勃発するという繰り返しでした。
例をあげると、子供のように自分の気に入らない同僚の方の悪口を言っていました。
あまり信頼されていなかったのであまり同調する人はいませんでしたが、職場の雰囲気を悪くする頻度はたかく、その都度面談をしてきました。
結局は改善されることなく、自分の居心地が悪くなったようで退職されましたが、今思うとどこかしら更年期障害の症状が出ていたんだと思います。
ご本人も事あるごとに言ってましたけどね。
この職場を通して強く感じた事は、立場が違うスタッフが同じようなモチベーションを持って働くには非常に強いリーダーシップやカリスマ性が必要だなと…。
残念ながら私には両方足りなかったので、今でも苦労しております。